高周波プレス加工で生まれる
オノダの三層パネル
三層パネルとは?
三層パネルは、3つの木材層からなる面材です。中央は厚いコア材で、両面は薄い面材で挟まれています。三層パネルの特徴はその安定性と強度です。これは、中央のコア材と両面の面材が交互に積み重ねられているため、木の自然な伸縮が抑えられ、パネルが変形しにくいことに由来します。
この特性があるため、三層パネルは家具製造、フローリング、建築における内外装材として広く利用されています。また、自然な木の風合いを楽しめる一方で、環境に配慮した材料を使用することが可能なのも三層パネルの魅力の一つです。
高周波プレス加工による製造方法
当社では、高品質な三層パネルを製造するために、「高周波プレス加工機械」を使用しています。この機械を使うことで、木材の強度を保ちながら、美しいパネルを製造することが可能となります。
高周波プレス加工は、高周波エネルギーを利用した木材の接着技術です。一般的には、この技術は複数の木材を接着し、一体化した製品を作り出すために使われます。
高周波エネルギーが木材内部に深く浸透する特性を利用して、接着剤を木材間に分布させ、それを加熱します。この加熱プロセスは、接着剤を急速に硬化させ、木材を強く結合させます。その結果、高品質で強度の高い製品を製造することが可能になります。
高周波プレス加工の大きな利点はその速度と効率性です。通常の接着方法に比べて、高周波プレス加工は接着時間を大幅に短縮することができます。これにより、製品の生産性と効率が大きく向上するため、安定的な製品の供給につながっています。
「恵森(keishin)パネル」
乾燥したラミナの繊維方向を直交させ、積層したパネルにより、狂いの少ない強度に優れた面材です。
壁、床、家具、建具、間仕切りなど使い方は、多種多様。下地材、構造材、仕上げ材として幅広くご利用頂けます。
耐力壁仕様は【壁倍率】【外壁:防火認定】の大臣認定取得しました。
壁倍率
4.6 認証番号 FRM-0510
4.0 認証番号 FRM-0511
3.8 認証番号 FRM-0508
3.3 認証番号 FRM-0509
外壁(耐力壁):防火認定
PC030BE - 3496(1)~(5)
PC030BE - 3497(1)~(5)
PC030BE - 3498(1)~(5)
床倍率
日本住宅・木材技術センター
試験成績
5.0 直貼り仕様(32mm厚)
品質仕様
グレード | 特徴 | |
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前処理 なし | 野物 | 節処理を施していないもの。 下地材、構造材等、節を気にしない、目立たない場所へのご利用に向いています。 気にしなければ、仕上げ用としてもお使いいただけます。 |
前処理 あり | 片面補修 | 片面のみ 節処理を施しているもの(樹脂等でパテ処理) 敢えて節を見せたい方におすすめです。木の持つ自然の変容をお楽しみ下さい。 |
一面役 | 片面無節 | 片側のみ 節の無い板【役もの】を選別しております。 節を出したくない面の壁、床、天井用の仕上げ材として最適です。 |
両面役 | 両面無節 | 両面とも節の無いきれいな板【役もの】を選別して使用しております。 両側から見える壁面やロフト床天井、家具等に最適です。 |
お問い合わせ
株式会社オノダでは、内装下地や造作材などにご利用いただける三層パネルや、耐力壁に対応した「恵森パネル」のサンプルをご用意していますので、ご希望のお客様へご送付いたします。
また、本社工場へご来所いただけましたら高周波プレス加工技術について詳しくご案内いたします。
お気軽にご相談ください。