改質木材「ヒートウッド」

改質木材「ヒートウッド」

木材の乾燥について

なぜ乾燥が必要なのか

木材は、自然界で伐採された後も生きた有機物であり、内部には水分が含まれています。そのままの状態では、木材は変形や割れ、腐食、虫害などの問題が発生します。そのため、住宅や家具に使用する木材は乾燥をさせる必要があります。木材を人工乾燥することで資材として最適な含水率を確保し、住宅や家具の品質を保持することができます。

当社では木材の乾燥機械として、「SK式木材乾燥機」12基と、木材の改質も同時に行う「スーパーヒートコンディショナー」1基を保有しています。

動画で解説

【ヒートウッドと通常乾燥材の比較検証】

【ヒートウッドの水浮力と吸水性の検証】

ヒートウッドと通常の乾燥材の歪みや割れ目の状態を比較検証しています。ヒートウッドは含水率がほぼゼロで、歪みが少なく寸法安定性に優れていることがわかります。
さらに、サウナやウッドデッキなどの用途での活用事例も紹介しています。工場長のコメントを通じて、乾燥剤の特性や使用用途について詳しく解説しています。

ヒートウッド(アカマツの木片)の水に浮く力と、吸水性を検証しています。
木片はすぐに水を吸収しますが、完全に沈むことはありません。取り出した後もすぐに乾燥して元の状態に戻る性質を持っています。この性質により、ヒートウッドはサウナなど高湿度環境でも形状を維持できる優れた素材です。

【ヒートウッドと通常乾燥材の比較検証】

ヒートウッドと通常の乾燥材の歪みや割れ目の状態を比較検証しています。ヒートウッドは含水率がほぼゼロで、歪みが少なく寸法安定性に優れていることがわかります。
さらに、サウナやウッドデッキなどの用途での活用事例も紹介しています。工場長のコメント通じて、乾燥剤の特性や使用用途について詳しく解説しています。

【ヒートウッドの水浮力と吸水性の検証】

ヒートウッド(赤松の木片)の水に浮く力と、吸水性を検証しています。
木片はすぐに水を吸収しますが、完全に沈むことはありません。取り出した後もすぐに乾燥して元の状態に戻る性質を持っています。この性質により、ヒートウッドはサウナなど高湿度環境でも形状を維持できる優れた素材です。

環境への配慮

当社では乾燥のための燃料を、林地残材、工場排出材活用のバイオマスボイラー稼働によって環境負荷の軽減を図り、安定した乾燥稼働の蒸気を確保、併せて冬場の事務所などの暖房にも使用しています。

改質木材

乾燥材をさらによい材料にするために

乾燥させた木材を、耐久性や強度をさらに高めるために特別な処理をしたものを改質木材と呼んでいます。改質木材は、さまざまな方法で製造されますが、一般的な方法の一つに熱処理があります。熱処理によって、木材は高温環境で加熱され、酸素のない状態で保持されます。その他の方法として、圧縮や蒸気処理、化学処理などがあります。これらの処理は、木材の細胞構造を変化させ、木材の特性を改善することができます。これらの過程によって、木材の化学組成が変化し、耐久性や安定性が向上します。また、虫やカビの被害を受けにくくなることもあります。
このようなメリットの多い改質木材ですが、従来の処理では次のような問題点もありました。
・酸性化する
・独特の異臭が発生する
・艶がなくなる
・触感が悪くなる
・割れやすい
・寸法変化がある

スーパーヒートコンディショナー

このような木材の課題に対して、当社では「加熱水蒸気」で高温処理をする設備「スーパーヒートコンディショナー」を導入しています。当社の改質木材には以下のような特徴があります。

使用例

外装用材
内装材
ウッドデッキ
サウナ

お問い合わせ

株式会社オノダでは、改質木材「ヒートウッド」のサンプルをご用意しています。ご希望のお客様へはご送付も承っております。
また、本社工場へご来所いただけましたら、スーパーヒートコンディショナーの設備や技術について詳しくご案内いたします。
お気軽にご相談ください。